高橋玄洋氏経歴・主要作品

《経 歴》
昭和 4年(1929) 島根県松江市に生まれる 父武 母清子の次男(兄と二人兄弟)
昭和 9年(1934)   5歳 市内・折り鶴幼稚園
昭和10年(1935)   6歳 松江市・内中原小学校入学
昭和11年(1936)   7歳 父・広島文理大に入学のため広島市千田町に移住
広島市袋町小学校2年に編入
昭和15年(1940)  11歳 父・平壌師範学校に奉職(教頭) 同市船橋里小学校6年に編入
昭和16年(1941)  12歳 平壌第一中学校入学
昭和17年(1942)  13歳 父・慶尚南道視学官に転勤で釜山中学2年編入
昭和19年(1944)  15歳 父・平安北道視学官に転勤で新義州中学4年編入
昭和20年(1945)  16歳 海軍兵学校入校(78期) 針尾、防府、嘉川と移り終戦
原爆投下直後、広島市内にて救援にあたる
広島県大崎下島大長村(現・呉市)に復員 農作業に従事
昭和21年(1946)  17歳 原爆の二次感染症に苦しむ
昭和22年(1947)  18歳 家族北朝鮮より引き揚げにより広島県立忠海中学(現・竹原市)5年に編入 禅寺生活
父・尾道市に就職(学務課長。後に尾道市教育長・助役を務める)で転居
昭和23年(1948)  19歳 帰省した尾道で小林和作氏に出会い強い影響を受ける
昭和24年(1949)  20歳 学制変更で忠海高校卒業。尾道で浪人生活
昭和25年(1950)  21歳 予備校代わりに市立尾道短大国文科入学
昭和29年(1954)  25歳 早稲田大学二文日本文学科卒業。前年より劇作を北条秀司氏に師事
日本演劇協会(書記)と北条秀司氏の秘書、演出助手兼務
昭和30年(1955)  26歳 重森等江と結婚 新宿区大久保、杉並区和田本町に住む
昭和33年(1958)  29歳 日本教育テレビ(現テレビ朝日)入社 第二制作部(ドラマ担当)
昭和34年(1959)  30歳 所沢市緑町公団住宅に転居
昭和35年(1960)  31歳 社内ライターで書いた「傷痕」が芸術祭奨励賞受賞
昭和37年(1962)  33歳 同社、退社。作家活動に入る
昭和42年(1967)  38歳 前年の「いのちある日を」で久保田万太郎賞受賞
昭和45年(1970)  41歳 所沢市山口大六天に転居。現在に至る
昭和47年(1972)  43歳 「繭子ひとり」ほかにより芸術選奨・文部大臣賞受賞
昭和50年(1975)  46歳 紺綬褒章受章
この頃より中川一政氏に強い影響を受け書画陶芸の道を志す
昭和53年(1978)  49歳 早稲田大学文学部講師(以後10年)
昭和56年(1981)  52歳 原爆ドラマに娯楽を求められたことからテレビ離脱を決意
昭和60年(1985)  56歳 所沢市教育委員(2期8年)
この頃から毎年書画、陶芸の個展開催
昭和61年(1986)  57歳 契約等切れてテレビと完全に無縁自由となる
所沢市民憲章の草案作成(市民憲章を進める市民の会) *「所沢市民憲章」(昭和62年3月制定)
平成 4年(1992)  63歳 紫綬褒章受章
中札内美術村館長(平成23年3月まで)
平成 8年(1996)  67歳 埼玉県知事表彰(文化功労)、埼玉県教育委員会教育功労者表彰(芸術文化)
文芸著作権保護同盟理事長
平成11年(1999)  70歳 勲4等旭日小綬章受章

《主な作品年譜》
昭和29年(1954)  25歳 「母の履歴書」(11月) ラジオ。懸賞入選作品
昭和35年(1960)  31歳 「傷痕」(11月)
昭和37年(1962)  33歳 「判決」(10月〜)
53年10月から「新・判決」
昭和38年(1963)  34歳 「子機(こばた)」(11月)
昭和40年(1965)  36歳 「いのちある日を」(11月〜41年5月) テレビ小説舞台
昭和42年(1967)  38歳 「志都という女」(11月〜12月) テレビ・小説
37年9月に「尾道の灯」で放送。その後「志都という女」(52年7月〜9月)、「悲恋」(58年11月)でリメイク放送。
「落日の涯」(11月) 舞台
昭和43年(1968)  39歳 「七人の刑事」(9・11月44年1月
昭和44年(1969)  40歳 「球形の荒野」(3月)
昭和45年(1970)  41歳 「朱鷺の墓」(1月)
昭和46年(1971)  42歳 「繭子ひとり」(4月〜47年4月)
「木下恵介 人間の歌シリーズ 春の嵐」(12月〜47年4月)
昭和47年(1972)  43歳 「木下恵介 人間の歌シリーズ 白い夏」(8月〜11月)
「恋歌」(11月) 舞台
昭和48年(1973)  44歳 「思い橋」(4月〜9月)
「あんたがたどこさ」(10月〜49年3月)
「湯葉」(11月〜12月) 舞台
昭和49年(1974)  45歳 「木下恵介 人間の歌シリーズ バラ色の人生」(3月〜6月)
「氷紋」(10月〜50年1月)
「木下恵介 人間の歌シリーズ 三人姉妹」(12月〜50年3月) テレビ・小説
「春ひらく」(12月〜50年4月)
昭和50年(1975)  46歳 「斜陽」(2月)
「夏の影」(5月〜12月) テレビ・小説
昭和51年(1976)  47歳 「禁じられた美徳」(1月〜3月) テレビ・小説
「いごこち満点」(4月〜9月)
「木下恵介 人間の歌シリーズ 遙かなる海」 テレビ・小説
「三男三女婿一匹」(10月〜52年4月) テレビ・小説 
「三男三女婿一匹」パートU(53年5月〜10月)・「三男三女婿一匹」パートV(54年10月〜3月)
「その人は今」(10月〜3月) テレビ・小説
昭和52年(1977)  48歳 「分水嶺」(9月〜11月) テレビ・小説
「過去のない女たち」(57年7月〜8月)でリメイク放送。
昭和53年(1978)  49歳 「虹の花」(1月)
「夢のあとに」(4月〜6月)
昭和54年(1979)  50歳 「やる気満々」(4月〜9月)
「蝶たちの冬」 小説
「花を見るかな 評伝小林和作」 伝記
昭和55年(1980)  51歳 「天才画の女」(4月)
「夜明けのタンゴ」(6月〜8月)
「風待ちの女」 小説
「人工樹林」 小説
昭和56年(1981)  52歳 「野々村病院物語」(5月〜11月)
「野々村病院物語」パートU(57年11月〜58年5月)
「嫁かず出戻り小姑」(10月〜58年3月)
昭和57年(1982)  53歳 「さよなら三角またきて四角」(4月〜6月)
「夕映え天使」(7月〜9月) テレビ・小説
昭和58年(1983)  54歳 「黒い雨」(8月)
「銀河テレビ小説 歳月」(11月〜12月)
昭和59年(1984)  55歳 「ゆずり葉物語」(1月)
「火の女」(6月)
「幸福戦争」(10月)
昭和60年(1985)  56歳 「やぶ髭ないしょ話」(6月)
「興味津々」 随筆集
昭和61年(1986)  57歳 「裸の大将」(3月・8月・10月)
「氷紋」(11月〜12月)
平成 3年(1991)  62歳 「花火」 随筆集
平成 5年(1993)  64歳 「藍の風紋」 新聞連載小説(9月〜6年7月。230回)
平成 8年(1996)  67歳 「生ける標あり」(12月) 舞台
平成12年(2000)  71歳 「花も枯れ葉も踏み越えて」(9月) 舞台

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